内科病棟

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今の医療は専門の診療科が多すぎて、普通の方にはとてもわかり辛いと思います。そんな中で、看護師が敬遠する仕事のひとつとして内科病棟があげられます。しかし、医療関係と縁のない方にとっては、内科病棟を一般病棟と勘違いしている方が多いと思います。内科病棟勤務を敬遠する理由を知ると、医療関係と縁のない方がイメージする一般病棟とは少し違うと思います。
内科病棟の患者は認知症などの高齢者が多く、体位変換・おむつの交換・食事介助などの仕事もこなさなくてはなりません。そのため、どちらかと言うと医療の知識を持った介護士の様な仕事が主な任務です。特に、若い看護師は高齢者のおむつ交換や食事の介助をするのに抵抗を感じると思います。しかし、内科病棟勤務を敬遠する看護師は、看護師として医療の道を志した時にこの様なケースを想定していなかったのでしょうか。
また、病院によっては、内科を担当する看護師よりも外科病棟を担当する看護師の方が立場が上という傾向がある職場もあります。しかし、そのような決め付けは職場環境を悪くするだけです。看護師にとって介護の経験というのは大変勉強になります。もちろん、やりがいを持って働くには自分の希望する場所で働くのが一番だと思いますが、一通りいろんなことを経験してみるのも視野が広がるのではないでしょうか。