ホームヘルパーの資格

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日本の雇用状況の改善において、オリンピックの招致が与える効果はとても大きいです。しかし、これによって企業の正規雇用の枠が増えるかと言うと、この一時的な経済効果だけでは、企業が正規雇用として人材を増やすにはまだまだ慎重で、この一時的な労働力の確保は派遣やアルバイトなどの臨時的な待遇で処理しようと言うのが基本的な考え方のようです。そのため、日本の正規雇用における将来に安定した雇用の求人は、まだまだ厳しい状況にあります。
そんな中、これからもっとも需要が伸びる産業は医療や介護などの高齢化問題による社会福祉関連の仕事であり、もっとも求人が安定して伸びています。しかし、社会福祉産業の中でも、医療における職場は医師や看護師など大学や専門の養成校に通わなければならないことから、一般に社会に出てこの分野に転職することは経済的に恵まれていなければ、再び学生生活に戻ることは出来ません。そのため、一旦社会にでて厳しい世の中の現実を体験した社会人がオリンピックの閉幕後に安定した収入の道を目指すには、介護の分野に進むしかないかと思います。介護施設やデイサービスなど、介護の職場で働くにはホームヘルパーなどの資格がもっとも一般的で簡単ではありますが、この資格は民間資格で、この資格がなくとも仕事に従事する上で差支えがありません。
また、この資格は平成25年度から介護職員初任者研修と言う形に名式が代わり、今まで各団体がホームヘルパーやケアマネージャーとしてそれぞれ内容が重なる資格をひとつにして、世間一般にわかりやすいように改善されました。しかし、介護職員初任者研修と言う資格も民間資格なので、同じ介護関係の取得を目指すなら介護福祉士や社会福祉士といった国家資格を目指す方が良いと思います。当然、国家資格の方が取得は難しくなりますが、真剣にこれを目指せば合格率は高くなります。