付きっきり

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私は看護師をしています。私の父は、数年前に脳出血で倒れました。病院へ搬送されたのが遅く、半身に後遺症が残ってしまいました。それでも父は頑張ってリハビリをし、そのおかげで何とか普段の生活はできるようになりました。しかし、歩くのはゆっくりでないと歩けません。ですが、階段もなんとか上り下りでき、自分のことは自分でできる状態でした。しかし、年齢のせいか生活習慣のせいか細かい出血が脳の中では起こっているようで、だんだんと手足のしびれがでてきて食べ物を食べるのに苦労するようになってきました。
父は母と二人暮らしをしているのですが、母も高齢です。そのため、一人での介護はかなり辛いものがあるようでした。私は仕事が休みの日に実家へ帰っていますが、毎日介護をしている母の負担と比べると私の負担は軽いものだと思います。母のことが心配なので、週に何度かはヘルパーさんに通ってもらっています。母は、父のことにかかりっきりの生活です。父は調子が悪いとき、母に当たり散らしていたりすることもあります。ですが、母は家を空けることなく、父にずっとつきっきりで面倒を見てくれています。二人の光景を見ていて、私にもいつかこんな風に旦那さんを介護して生活していかなくてはいけなくなる日が来るのかなと想像しました。
私は毎日介護をしているわけではないので大きなことは言えませんが、看護師という仕事の中で「介護の経験」が活かされるときがあります。病棟勤務なので元々介護の要素も強い仕事をしていたのですが、自分の家族を介護することで精神的なことから身体的なことまで幅広く学ぶことができました。看護師という仕事は、いろんなことを経験することも大切なのだと思います。
>>>介護経験のある看護師の体験談